2020-03-10 有馬温泉から現実へ エッセイ ネタ ここは有馬温泉の湯本坂.老舗店やお土産屋などが軒を連ね,温泉地らしい風情である.足湯を楽しむ女子高生,有馬麦酒を片手に散歩する青年,お土産選びで頭を抱えている社会人など,有馬温泉でそれぞれの時間を過ごしている. 30歳ぐらいだろうか.女性が携帯電話で何やら話をしている. 「...シフト表を見ましたが,今日は違うと...え?今日は私が出勤日?」 彼女は慌てて駅の方へ向かっていった.温泉は,人の生き様が浮かび上がる.