先日,長野県の美ヶ原高原美術館に行ってきました.気に入った作品をいくつか紹介します.
入り口
入り口の門の下には上を指した指のオブジェクトがあり,上の看板を見よ,というメッセージが伝わってきました.
マイ・スカイ・ホール(天をのぞく箱)
井上武吉
高さ18㍍もの4本の柱から吊り下げられた球体を見上げると、今まで見ることのできなかった不思議な景色が広がります。大宇宙を眼前の小宇宙に凝縮して封じ込め、あたかも天をのぞいているかのような空間を創造しています。
中央に吊るされた球体の下に立って,球体を見上げると,素晴らしい景色が広がっていました.ネタバレしないほうがよいと思うので,ここにはその写真は掲載しませんが.
解体された柱
フェルナンド・ゴンザレス・ゴルタサル
高さ10㍍、重さ10㌧にも及ぶこの作品は、直線を基調としたフォルムに曲線が絶妙なアクセントになっています。まっすぐに天に向かう姿からは作品のもつ力強さが伝わってきます。
1本であるはずの柱が中央で途切れている様子がかっこいい.
溢れる No.8
井上武吉
液体が穴から溢れる様子を表現したものだと思うが,金属なのにまるで液体に見える精巧さに感動しました.
安楽椅子
山県寿夫
椅子は人が座るものなのに,椅子に沈み込むという発想が面白い.
山景(中間領域、二つの箱、逆ピラミッド接触)
山本衛士
「平面の地図を立体的にしたらどうなるのだろうか?」という発想から生まれた作品です。等高線は薄い鉄板の積み重ねに、山や谷は逆さピラミッドや円筒になってその存在を現しています。
逆ピラミッドがなんとも美しいです.
番外編
「雲(市村緑郎)」を表現する人
ギャラリーに展示してあった写真なのですが,どうやってこの写真を撮ったのか謎です.みーもチャレンジしてみましたが,空中でここまで体を横に向けるのは無理でした...orz