明治温泉が面白かった

明治温泉旅館という旅館に先日泊まったのだが,ここのお風呂がとても面白かったので,紹介する.

明治温泉は,本州のほぼ中央,八ヶ岳山麓の海抜1500 mの所に位置し,この一帯を奥蓼科温泉郷と称しております.明治温泉の開業は明治21年ですが,それ以前の江戸の末期より,近郊の農家の湯治場として細々と営んできました.明治温泉の名の由来は昔から「明らかに治る」ということから来ていると伝えられております.

明治温泉の「明治」はてっきり明治時代に始まったのが由来かと思ったが,「明らかに治る」というのが由来ということに驚いた.ちなみに明治時代の由来は,易経の「聖人南面而聴天下、嚮明而治(天下は明るい方向に向かって治まる)」だそうだ[元号の由来は?].

源泉の温度は24 ℃であり,毎分247 L湧出しておりこれを加熱しております.泉質は鉄炭酸でございまして,効能としては浴用しますと神経痛,リューマチ,冷え性,飲用しますと胃病,便秘,血管硬化症,貧血,婦人病などに効くと伝えられております.

温泉法による温泉の定義は源泉の温度が25 ℃以上なので,厳密には鉱泉となるはずであるが,この温泉法は1948年に公布されているので,明治から温泉と呼ばれていたのを理由に温泉と称してもよいのかもしれない.

鉄炭酸泉なので,舐めると鉄錆っぽい味がした.

入浴の仕方ですが,熱湯と冷泉がありますが,昔からその湯に交互に入る事により健康になると言う伝えがあります.冷泉に入る時は大変に冷たく感じますが,肩まで入りますと意外と温かく感じます.肩や腰など滝にうたれますと大変爽やかで,マッサージと同じ効果があります.是非,お試しになってみてください.

明治温泉旅館の男湯には3つの浴槽があった.

一番熱い湯船は濾過加熱したお湯になっていて,透明で舐めてもほとんど味がしなかった.

ぬるい湯船には加熱したお湯が入っていて,白濁から茶褐色に時間とともに変化していた.舐めたら苦かった.温度がちょうどよく,いつまででも入って入れる快適なお湯だった.

冷泉の湯船には多量の酸化鉄が析出していて,源泉そのままのお湯(水?)が入っていた.とても冷たくて入れたものではなかった.

というわけで,明治温泉は酸化鉄泉という強い成分のお湯を3つの温度で楽しめるので,長時間楽しめるいいお湯でした.おすすめです.

引用:明治温泉旅館 客室説明書より

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