バス停とは,人がバスを待つ位置を示すための標識,または施設です.今回は,「停」という漢字の由来・成り立ちを解説します.
「停」という漢字は,人が屋根の下でバスを待つ様子を記号にしたものです.
従って,人がいない,つまり無人の場合に限って「バス亭」とも書きます.
なお,屋根がない場合は亠を省略可能です.
このように,漢字を使い分けることによって,状況を表すことが可能なのです.例えば,
「あそこのバス亭やばくね?」
と表記すれば,人がいないことが表現できるので,
「あそこのバス停はいつも人がいないよね.大丈夫かな?」
というニュアンスになるのです.
それでは,以下の文章にはどのような意味があるでしょうか?
「いまバスなんだけど,傘ないし雨降ってるわ」
お分かりですね.バスを待っているところに屋根がないし傘もないので雨に濡れながら待っているという意味です.
漢字の使い分けは難しいですが,元の意味を考えれば理解することが可能なのです.
少し遅くなりましたが,今年のエイプリルフールネタでした.