先日,「指を置く」展 に行ってきました.
ピタゴラスイッチ,I.Q インテリジェントキューブ などで有名な,佐藤 雅彦 先生の展覧会です.
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みーが理解した内容
人が世界から自分を認知するには,自分の体を動かしている様子を自分の目で見る必要がある.ゆえに指は自己の認知に重要である.
それに対して,本を読む時は自分の指の存在を無視するし,映画は暗闇の中で自己を消し去ることで楽しめるものである.メディアを楽しむには自己は邪魔である.
「指を置く」展では,紙(=メディア)に自分の指を置くことによって,メディアに積極的に自己を参加させる.指を置く前と置いた後に,気持ちや感じ方にどのような変化が起こるかを味わってもらいたい.
というようなことを言っていました(たぶん).
みーの指を置く展
写真撮影は禁止だったので作品の紹介はできませんが,会場で販売していた800円のポストカードを衝動買いしてしまったので,自分の部屋に飾って,「みーの指を置く展」を作ってみました↓
メディアの表現方法を研究するのが目的のようでしたが,脳がどのようにして自分と世界とを分けているのか,という問題を考察する上で非常によい切り口であったように感じました.
指を置いた時の感じ方の変化が,文章で表現するのは難しいのですが,なんとも楽しかったです.
そういえばスマホのタッチパネルも指を置くものだなぁと思ったりしました.こういう表現方法は,スマホのアプリにしても楽しいかもしれません.
知っている人が少ないのか,みーの他に3人しか来ていませんでした.全部見るのに1時間はかかる内容なのに,みんな20分ぐらいで帰っていくので,見る人を選ぶ展覧会だったようです.2014/4/26まで難波でやっているので,気になったらぜひ見に行ってみてください.